さて、私の留学生活は、今年度3月をもって終了しました。
留学時代のことをふと思い出すと、結ばれたけれど終わってしまった恋のような、切ない気持ちになります。
しかし、今はまだ、しみじみ感傷にひたるほどの時間は私にはないので、その楽しみは、もう少し年をとった時に取っておくことにしましょう。
一昔前の先人たちは、「欧米に追いつけ追い越せ」で、こぞって海外留学をして、技術を身に付け、そして日本に持って帰って来ました。
しかし、(少なくとも実質的には)技術が欧米並になった今でも、多くの人が、海外へと活躍の場を求めて留学します。
では、その意義とは何なのか?
私は、海外に出ることにより、自分の仕事のフィールドを含めた、世の中の多様性を理解する事が出来るようになることが、最も大きな果実なのではないかと思います。
一言で言うと、まさに「視野が広がる」ということ。
このことは、日本と言う一国の中だけで生活をしていたら、決して生涯得る事の出来なかったことであろうと思います。
約1ヶ月半ぶりの更新ですが、今回を持ちまして、このブログは終了とさせていただこうと思います。
最終的に、5万弱の総アクセス数がありました。
約2年間の長きに渡りお付き合いくださった皆様、ありがとうございました。そして、たまたま立ち寄ってくださった方々にも、ともどもに、御多幸がありますように。
FIN
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「ぜひ中華料理を食べにいこう」と私が提案したところ、
ホントにauthenticで、menuに中国語しか書いてないような
restaurantに連れてってくれました。
そこで上海焼きそば(麺が太くてほとんど焼きうどん)、豚バラ煮込みなど食べました。
台湾名物の、臭豆腐(ちゃーどうふ、と読む)も彼の奨めで注文しましたが、奥さんは、においがきつ過ぎて食べられなかった。私は何とかいけましたけど。
彼に、
台湾語で「さよなら」は何と言うのか訪ねてみたところ、
「年寄りの人なら『sayonara』、若い人は『bye』だな」
と。
そういう意味ではなかったのだが(笑)
図らずも、歴史を感じさせる一言になってしまいました。
さすがに2年半こちらにいましたから、生活にすっかり慣れて、
買い物するにも$基準で「これは安い」とか考えるようになったし、
店員さんに「こんにちは、御機嫌いかが」と話しかけられても違和感なくなったし、
車は反対方向走っているし、
など、いろいろ瑣末なことはキリなくありますが、
一番大きいのは、精神的なものだと思います。
こちらの人たちの中に混ざって、そういうパーソナリティに染まってますから
日本に帰るのが「何となく」怖いんです。
果たしてsocietyに受け入れてもらえるのか。
プチ異国に行く感じ?
よく、帰国子女が自分のアイデンティティで悩むとか、そういうのが何となく理解できましたね。たかだか2年半のステイでも、その国の持つ「雰囲気」に嵌まってしまうのですから。
留学経験の最後の勉強、といったところでしょうか。
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今日から数日間は、ホテル暮らしです。
そして明日行くと、いよいよ研究室で最後の日です。
少々疲れはしましたが、何だか久々の日本語でのseminarで、調子が出てきましたよ。
さー、あとは論文の仕上げ仕上げ。
(一つの方は終わったが、もう一つはあとウェスタンが一回分残っておるのだよ。あと一週間でやらねばならぬぅ〜)
前出のseminarの準備と論文書きが重なっているから、どうしても勢いブログはサボりぎみになっちゃいます。
しかし、どういうわけかアクセスがこの頃かなり多いようで、びっくりしています。
45000まで後わずか。
みなさん、元気でやっていますので、心配しないでください。
3月16日まではラボで実験&論文をやっていると思いますが、その後は書く時間もまたとれるでしょう。
じゃまた!
See you soon!
帰国まで、もうサマータイムを経験することはないと思っていたので、ちょっと意外!な出来事でした。またプチ時差ボケするのかなあ。
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というのは、要するに、他に考えることが多いからです。
論文のfigure作りも真っ最中と言う感じ。
それ以外にも、日本人会のseminarなどが控えていて、そっちこっちの方に頭がいっています。
そうそう、3月に、日本人の間で、仕事の話をするseminarを控えています。
seminarで、優秀なbasic scientists揃いのphDの人たちの中で、バリバリのMD出身ポスドクの私のようなものが、talkしてもいいのだろうか。
そういう不安がかなりあったのですが、
先日、ある友人が、
「お医者さんのseminarでは、実際の病気に、どのように研究が役立っているのかが分かりやすく示されるで、インパクトがある」
という主旨のことを言ってくれました。
…そうか、そういうものかも知れない。いや、むしろ、「そういうもの」がphysician-scientistとして目指してきたものではないかと、再認識させてもらえました。自分は自分なりのやり方で、話をすれば良いのだと。
そういう時の、自分一人で堂々巡りしてしまうような考えや悩みを、別の角度から何か気づかせてもらえることは、とても有益なことです。やはり、持つべきものは、友だちです。
自分は、良いphysician-scientistになりたい。
そういう一心で、これまでやってきました。
それを忘れなければ、これからもきっと、やっていけるでしょう。
何だか、最近、まとめに入っている気がする(笑)
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アメリカではもちろん大人気のアメフト、テレビ中継は大人気で、
その放送時間帯には、ハイウェイはガラガラ、お店もガラガラ、
スポーツバーのみ大混雑という状況です。
私は、かろうじてルールがわかる程度のアメフトですが、今年は最後ということもあるので、
一つスーパーボウルをTVで観戦してやろうかと思っています。
「アンガールズの歌う演歌みたい」
と言われました。
ナーンや、それ・・・
フンッ、あんまりだわっ! ( -_-)
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私、この3月いっぱいで、日本に帰国することになりました。
仕事をまとめ中で、なかなかブログにも時間がとれない今日この頃、
いちおう、このことだけは、皆さんにお伝えせねばと思いました。
ブログで帰国報告、一回やってみたかったんですねぇ〜
なんとなく、芸能人かなんかっぽいじゃないですか。
このブログも、最後まであと残り2ヶ月半となりましたが、
終了までは、皆さんにホットなアメリカ事情をお伝えさせていただきたいと思います。
意味ないですが、アメリカでの愛車の写真です。
TOYOTAなのに、左ハンドルです。欧米か。
さて、今年最初の話題。
少し遡りますが、
うちのアパートで、すべての棟に新しくair conditionerを導入する工事が行われていました。今までは、暖房しか設置されていませんでした(意外でしょ?)。設置されることになったのには、去年の夏、Californiaで熱波による死者が出たことが背景にあると思われます。
工事は3週間におよび、かなりの不便を強いられました。部屋の内部で工事が行われ、何しろ、毎日家具が新しい埃をかぶるという状況でして。
やっと終わったと思ったら、最終日にチェックに来た人間が、
うちの電気スタンドを倒して、壊していった!
モーいーかげんにして・・・
さて、air conditionerには暖房もついているので、早速ためしに稼働させてみると・・・
これが、轟音がひどくて、とてもうるさい!
良いことなしの、さんざんな設置工事でした。
]]>今年の大晦日は、家でゆっくりと紅白を見ながら、年越し蕎麦でも食べることにします。
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ピラミッドのような形の「カスティージョ」。
階段が365段でMaya暦を表しており、また、年に二回、春分と秋分に、頂上部分から下に向かって大蛇の影が浮かび上がるという驚きの仕掛けが。
さらには、下の特定のエリアから拍手をうつと、上から共鳴音が帰ってくる仕組みになっています。
数学が大変発達していたと言われるMayaならではの古代の知恵の粋を集めた建築です。
「戦士の神殿」。頂上のジャガーの像の上に、生け贄の心臓を置いたとか。
その生け贄を決めるための球技が行われていた「球技場」。重いボールを蹴ってリングに入れるゲーム(勝負というよりは儀式に近い)で、その「勝者」に生け贄になる名誉が与えられたそうな。(Mayaでは輪廻転生が信じられており、神の生け贄になることは大変名誉だった)
「セノーテ(聖なる泉)」。雨乞いの儀式として、美しい娘を投げ込む場所だったとのこと。
これは関係ないですが、遺跡周辺には、怪しげな露店、怪しげなブランケットやミサンガを売る売り子たちが、ひしめいています。この辺がMexicoらしいというか。お土産屋さんに入っても、商品に値札がついていることはなく、交渉次第。相場を見誤ると、とんでもなくボッたくられます。
遺跡の売店で休憩中、アイスクリームを欲しがって寄ってきた、現金な看板イヌ。コーンアイスの包み紙をべろべろ舐めました。でも、カメラを向けたらポーズをしてくれた。相当、客慣れしているようです。
今回の旅行は、本当に息抜きさせていただけましたが、いやだったことが一つだけありました。
帰りの飛行機が異常に混み、また、Delayedしまくったこと!
ドンピシャのon seasonだったんで、しょうがないといえば、しょうがないんですが。
飛行機はPhoenix経由でしたが、入国審査があったのに乗り継ぎ時間が1時間未満というとてつもない綱渡り。結局は、接続が悪いということで、乗り継ぎ便も定刻1時間遅れになりました。
ホテルゾーンには、ヒルトンやマリオット、ハイアットといった有名どころのチェーンは全てあります。
私たちは、日本には支店を全く出していないRiu Groupのホテル、Hotel Riu Place Americasに宿泊しました。
位置的には、日本から予約するときに一番有名なFiesta Americana Corral Beachのすぐそばで、ムへーレス湾側のホテル密集地帯にあります。
All Inclusiveといって、基本的にホテル代の中に、食事代やプール使用料などが全て含まれるスタイルです。(これがたまたま割引だったので、信じられないくらい安かった)
部屋は全室ジュニアスイート以上、9割がOcean Viewです。部屋からの眺めは、こんなふう。
食事がとにかく凄かった。ちょうどChristmasだったので、バフェ(日本で言うバイキング方式)レストランが特別仕様! 豪華な飾り付けと、山盛りに積まれたロブスターが印象的でした。
それとこの、チョコレートフォンデュ!(ホワイトチョコもありました)
バフェ以外にも、予約するだけで、スペイン料理、ステーキハウスなどが堪能できました。
夜は、フラメンコなどのショーがホテル内で毎晩見られます。
Christmasの晩には、Michael Jackson Showをやっていました(そっくりな人が踊ってました。本人出演とは思えませんが・・・(笑))。
やはりリゾートですから、ホテルは重要な要素。ここは外れなかったということで、堪能させていただきました。
Cancunのもう一つの魅力は、Maya文明の忘れ形見の遺跡群が近隣に散在していることです。
そのお話は、次回ということに。
私は、金曜日から5日間、つかの間の(ホントにつかの間)休暇に出かけます。
Mexicoのカンクンに行ってきますので、
その間はたぶんパソコンもないし、更新できる環境になさそうなので、
帰ってきたらまた書き込むことと致します。
では、
Have a nice holiday!
何だか、ドーナツ・ショップの宣伝のような文章になってしまった(笑)
]]>この電飾は、New Year's Eve=大晦日まで続きます。
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そのCDを返してもらったときに、
「今度、中国の音楽も聴かせてよ」
と、お願いしましたところ、おもむろに
「ほい」と、ポータブルハードディスクを渡してくれました。
これにデータが入っているから、全部持ってっていいよ、と言うのです。そんな大ざっぱな。
しかし、お言葉に甘えて、全部いただきました。5GB、約1000曲分ありましたですよ。
曲名表示が中国語で、パソコンで表示不能!(システムを中国語表示に切り替えれば、たぶん大丈夫なのだろうが・・・) 歌手も、王菲くらいしか分からない。しかしまあ、これはこれで結構楽しめます。
もし、全曲私のiTuneに入れたら、さらにデータパンク状態になってしまいそうだけれども。
(現在、ついに2114曲になりました。iTuneStoreでデータを買うことを覚えてしまい、日本のDefTechとか、レミオロメン(レミオメロン?)、AquaTimezを買っちゃいました〜)
ちなみに、「中国のポピュラーソングでは、今、何がはやっているの?」と尋ねたら、
「rap」
と言われました。
どこの国でもはやっているんですね。
でも、中国語のラップは、So! 想像しにくい。Yo!
5GBに入っているはずだから、早く見つけてみよう。